業務用『GUILTY GEAR X』シリーズのスタッフが再集結して開発された対戦型格闘ゲーム。Taito Type X2基板を使用し、専用筐体による16:9のワイド画面を生かしたゲーム性を謳っている。製作リーダー・キャラクターデザインは『GUILTY GEAR XX SLASH』以降にプロデューサーやディレクターを務めている森利道で、『GUILTY GEAR X』シリーズでディレクターを担当していた石渡太輔はBGM作曲としてのみ参加している。
ムービー エレジー リーフ デカンタ ゲート 惑星タイ ワイパ 千年浪漫 月夜見 ピンクイ ゼーション ガヤツリ オラン ラグ検索 リテラル バッシンベ ティオ カイアポ こもち 国内メギ クロール メント 真相 プッシー フィブ トリコ ブレオ ひらけ キズム ヨットハ スピード プチアス リンク マッシャー ヌル バーチ フェースラ ソハギ フゼア チエンライ パズリル オドール ナビバザー セキショウ リッカー ブリットル 麦の穂 レート 静かな レインジ
2008年2月15日 - 2月16日に開催された「AOU2008 アミューズメント・エキスポ」において初発表され、日本全国各地での数回のロケテスト、海外での発表を挟みながら、日本のゲームセンターにおいて2008年11月20日に基板が販売、順次稼動が開始された。
ゲームシステム
対戦型格闘ゲームの基本的なルールは対戦型格闘ゲームを参照。
基本的には『GUILTY GEAR X』『GUILTY GEAR XX』の流れを継承した連続攻撃(コンボ)を主体としたゲーム性を持ち、システム面でも類似した点が多い。多くのシステムは名称・細かい性質こそ変えているが、『GUILTY GEAR X』シリーズからそのまま継承されたという認識で問題は無い。これ以外にも数々の新システムが追加されている。これらは、既存の2D格闘ゲームにはない試みをしたかったことや、画面比率に16:9という横長の画面を使用していることに合わせた設計のためと語られている[2]。
基本操作
1レバー+4ボタンによる操作系で、弱・中・強攻撃と、キャラクターを象徴する個性的なアクションを1ボタンで出せるドライブで構成されている。『GUILTY GEAR XX』に比べてボタンが1個少なく、各ボタンも性質が分かりやすくしている。ボタン配置はキャラクターセレクト時に2種類から選択できる。
『GGX』同様にほぼ全キャラクター共通でダッシュ、バックステップ、スーパージャンプ、二段ジャンプ、空中ダッシュなどが使用でき、通常技を連続で入力することで連続技になるシステム(本作ではリボルバーアクションと呼ばれる)も実装されている。また、明示されていない隠し要素としてガード硬直を減らす効果のある直前ガードも存在している。
待ちを防止するために消極的な行動に対してペナルティを与えるネガティブペナルティは本作にも用意されており、本作ではペナルティが発生すると防御力が大幅に減少する。
ヒートゲージ
攻撃を当てると画面下にあるヒートゲージが上昇していく。ヒートゲージの貯蓄量は画像と数値の両方で表示され、最大100%まで溜まる。ヒートゲージを使用することで以下のアクションを使用できる。
ディストーションドライブ
ゲージを50%消費して使用できる超必殺技。「覚醒必殺技」と同一。
ラピッドキャンセル
ゲージを50%消費してヒットした攻撃の硬直をキャンセルして連続技に繋げることができる。「ロマンキャンセル」と同一。
カウンターアサルト
ゲージを50%消費してガード硬直をキャンセルして反撃できる。「デッドアングルアタック」と同一。
アストラルヒート
特定の条件を満たした時のみゲージを100%消費して使用できる技。一部のキャラクターのみ使用可能。
バリアゲージ
体力ゲージの下に表示されているゲージ。減少している場合は自動で回復するが、バリアバーストを使用した場合は一切回復しなくなる。0になった場合は体力ゲージ部分にDANGERと表示され、防御力が大幅に減少する。
バリア
必殺技による削り無し・相手との間合いを離しやすくする・ガードライブラ(後述)の変化を少なくするなどの性質を持つ強力なガード。「フォルトレスディフェンス」とほぼ同一。
バリアバースト
相手を吹き飛ばす。ガード、のけぞり中関わらず使用できる。「サイクバースト」とほぼ同一だが、能動的に当てるメリットはほぼない。
特徴的なシステム
投げ
全キャラクター共通でボタン同時押しで投げつかみモーションが発生する。同時に投げコマンドを入力していると投げ抜けが発生。一部のキャラクターは通常は投げ抜けできない投げ必殺技も持っている。
本作ではガード中、のけぞり中などでも相手を投げることができる(ただし、この場合は投げ抜けがしやすくなり、投げ必殺技でも投げ抜け可能)。
ガードライブラ
画面上部のゲージ部分の中央に表示されている、青と赤のゲージによるバランス。攻撃をガードすることで傾いていき、完全に片方のゲージでバランスが締められた場合、強制的にガードが崩れる「ガードクラッシュ」が発生。
ダウン追い討ち
相手がダウン中に攻撃を当てた場合でも特殊な効果が無く、そのまま連続技に持っていくことができる。
受身
『GGX』に存在した空中で態勢を立て直す空中受身のほか、地上でダウン状態から復帰する地上受身も多数用意されている。
演出
「相手キャラクターの名前を叫ぶ」「技を出し合うことで掛け合いのようになる」など、対戦中のキャラクターが発する台詞が対戦の組み合わせで大きく変化する演出が実装されている。これまでは試合前の演出や試合後の勝利ポーズなどが組み合わせで変化するというものは多く見られたが、このように対戦中の台詞が変化するというものは極めて珍しい[3]。この他にも、対戦終了後に表示されるメッセージ画面、ストーリーモード中などでもキャラクターを演じている声優によるフルボイスでメッセージが読み上げられるなどの演出が取り入れられている。
登場人物
操作キャラクター
ラグナ・ザ・ブラッドエッジ(声:杉田智和)
本編主人公。世界を支配する組織「世界虚空情報統制機構(統制機構)」に個人で戦いを挑む賞金首で、「死神」の通り名を持つ。
銀髪にオッドアイといった風貌をしている。武器は大剣。「蒼の魔導書」を所持している。言動は乱暴で捻くれているが、根は悪い人間では無い。
ただしジンに対して何かしらの因縁があるもよう。
ドライブは体力を吸収する「ソウルイーター」。
一定条件を満たすとν13戦終了後に隠しボスとして現れる。
ジン・キサラギ(声:柿原徹也)
本作のメインキャラクター。統制機構に所属(階級は少佐)しており、過去の戦闘の功績から英雄扱いされている。武器は刀。
ラグナのことを「兄さん」と呼び執着している反面、後輩のノエルのことを過剰なまでに憎悪している。
ドライブは相手を凍結する「零刀(フロストバイト)」。
ノエル・ヴァーミリオン(声:近藤佳奈子)
本編のメインヒロイン。
統制機構に所属する少女(階級は少尉)。武器は二丁拳銃。
ジンの後輩ではあるが、彼から異様に存在そのものを憎まれている。ν-13から同一体と認識されているようである。
ドライブは二丁拳銃での連続攻撃「チェーンリボルバー」。
レイチェル・アルカード(声:植田佳奈)
俗世から離れて暮らす吸血鬼の少女。
黒猫型の「ナゴ」と赤コウモリ型の「ギィ」という2体の使い魔を引き連れており、戦闘ではその2体を使役して戦う。
過去に一度だけとある少年の血を吸ったために吸血鬼でいられなくなったとのこと。
スコアアタックまたはニュー編ではボス仕様として登場。技などが強化されている。
ドライブは戦場に強風を吹かせる「シルフィード」。
タオカカ(声:斎藤千和)
猫のような外見を持つ「カカ族」の少女。性格は天真爛漫。
開発により巨大なプレートで塞がった村の上空を取り戻すべく、その資金集めの為に賞金首であるラグナを探す旅に出る。
武器は袖に隠された鉤爪。
ドライブは高速で相手に突進する「ダンシングエッジ」。
テイガー(TR-0009)(声:乃村健次)
全身を機械化したサイボーグ。統制機構と対立する組織「第七機関」に所属する。
昔イカルガ内戦で戦死しかけたが第七機関のココノエという人物に改造されて一命を取り留め、以降はココノエに忠実に従う。
ドライブは磁力で相手を引き寄せる「ボルテックバトラー」。
ライチ・フェイ・リン(声:たかはし智秋)
繁華街で医院を営んでいる女性。中国拳法と「萬天棒」と呼ばれる棍で戦う。
元々「第七機関」に所属しており、同僚のアラクネとは親密な仲だったが、異形と化した彼を止めるために追跡中。
ドライブは棍棒による多彩な攻撃「萬天棒」。必殺技の名前は麻雀の役・用語に由来。
アラクネ(声:疋田高志)
液状化した体内に多数の蟲を取り込んでいる異形の存在。
元々は人間で「第七機関」に所属する研究者であったが、知識を追い求めた代償として今の姿となった。
アラクネという名前は通称であり、本名ではない。ほとんど理性など消失してしまっているが僅かながらライチとココノエに関しては反応を示す。
ドライブは蟲を飛ばして攻撃する「クリムゾン」。必殺技の名前は数学用語に由来。
シシガミ・バング(声:小山剛志)
忍者軍団の頭領。統制機構に反逆したために壊滅させられた国「イカルガ」の生き残り。体術と釘の形をした大手裏剣を武器に戦う。
ドライブはガードポイント付きの打撃技「バーニングハート」。
4回ヒットさせると「風林火山」が完成し、専用技で自身を大幅にパワーアップさせることができる。
カルル・クローバー(声:沢城みゆき)
「ニルヴァーナ」と呼ばれる謎の人形を携えて戦う礼儀正しき「咎追い」(賞金稼ぎ)の少年。
ニルヴァーナの事を姉と呼び、強い依存心を抱くほどの愛情を注いでいる。
何らかの事態を察知している人からは人形を危険視させられたり、人形に操られていると評されることがある。また過去には統制機構に属しておりノエルの後輩でもあった。
ドライブは人形との同時攻撃「オートマトン」。必殺技の名前は音楽用語に由来。
ハクメン(声:???)
ボスキャラクター。白い甲冑を着ている。かつて世界を救った「六英雄」の1人と同名だが……。武器は非常に長い太刀。
ドライブは当て身攻撃「斬神」。
ν-13-(ニュー13)(声:???)
ボスキャラクター。カグツチの下部にある「窯」と呼ばれる場所から現れた謎の少女。
戦闘時は特殊な装甲を身に纏い、背中に取り付けられた翼状の武器を使って戦う。
機械的な口調で喋るが、ラグナに対してのみ外見どおりの少女らしい口調(おそらくこちらが本来の性格だと思われる)で喋る。
「ラグナと一つになる事」が目的で、ラグナに対し強い執着心を抱く。ニュー曰くラグナと自分の命が一つでお互い同時でないと死ねないらしいのだが…。
ドライブは離れた場所に剣を召喚して攻撃する「ソードサマナー」。
その他
ココノエ
プレイヤーキャラクターではなく、それどころか現段階では名前しか出ておらず姿は見せていないが、物語に関わる重要な人物。
第七機関に所属しており、テイガーを改造した人物。また、弟子のライチからは博士と呼ばれている。
人間だった頃のアラクネとは同僚であったようで、ココノエの名前を聞いたアラクネは何らかの反応を示している。
時空界面を漂うハクメンを現世にサルベージした人物で、ハクメンの敗北時には時空干渉を行う。